人間関係に問題があって眠れない人も多いものです。
さらに、人間関係で運の悪い人は、今まで運が悪くなるように生きていることが多いです。
人間関係を何とかすることで良い眠りにつながることもあります。
人間関係と不眠症
例えば、運の悪い人は、すぐに「魔法の杖」を求めてしまいます。
つまり「今、この苦しい自分が、苦しまないようにしてくれる人」を求めてしまいます。自分を助けてくれる人を安直に求めてしまいます。
そんな人がいるはずがありません。誠実な人は、相手の魔法の杖にはなれません。そこで質の悪い人とかかわります。その結果、さらに酷い状況に陥ります。
それはお金に困ったときに安易にサラ金からお金を借りる人のことを考えればわかります。最初はまだ良い。返せなくなればもっと酷い業者に救いを求める人が出てきます。最後は違法な闇金と言われる業者にまで行く人もいます。
その場、その場を安易に解決しようとすることで、一歩一歩、確実に地獄に近づいていきます。
不眠症になったときに、「今、この苦しい自分が、もう苦しまないでいいように、助けてくれる人」を求めているのも同じことです。
眠れないと思ったら人間関係を変える
「自分はなぜ自律神経失調症になって不眠症になってしまったのか」「自分はなぜ不安になって不眠症になってしまったのか」と、自分の今までの生き方を反省することが第一です。
それが心の多重債務に陥るのを避ける方法です。
「自分は運が悪い」と思う人はとにかく時間をかけて今の人間関係を変えていかなければいけません。今は幸運の波に乗っていません。
どんなに「冷たい」と思われても良いから、偽りの人間関係を切っていきます。そういうように行動していくといつか運がまわって来ます。
人間関係を変えるのにはエネルギ—がいります。たとえ気に入らない人がいても、なかなか関係を変えられません。
「あの人もいつか変わる」と思って今の人間関係を変えません。その方が心理的には楽であるからです。
エネルギーがないと、今自分に都合のいい人に、今自分によくしてくれている人に、気持ちを持っていってしまいます。
悪い人間関係を切る
人を騙す人とか人を陥れる人は、「今は悪いがいつか変わるだろう」と思っても変わりません。
それは彼らが、人を騙すこと、利用することで甘い汁の味を知っているからです。人を搾取して生きてきた人、人を利用して生きてきた人は、そう簡単には変わりません。
自分は運の悪い人だと思っている人は、それぞれの様々な理由から、そうした質の悪い人とかかわり合ってしまっているのです。
とにかく「自分は人間関係に関する運の悪い人だ」と思ったら、冷たいと思われても良いから、今の人間関係を切っていくことです。
それが今の不眠症を治すことにつながります。
不眠を治すためには怖がらないこと
死ぬときには誰でも力がありません。死ぬときには自分はどうしようもありません。幸運か不運かは、人生最後の時に周囲にどの様な人がいるかで決まります。
生きることに疲れた人は、今楽になろうとして、屑をつかむ。質の悪い人に利用されてもっと生きるのが辛くなります。もっと生きることに疲れます。
今楽になろうとする人は、現実から逃げてしまいます。現実逃避は確実に今よりも苦しくなる行動の仕方です。
今までの自分の生き方を考えたら、今が楽なはずがないのに、今が楽になろうとします。
今が熟睡できるはずがないのに、熟睡しようとします。
それで寝る前に深酒をします。その結果さらに眠れない人になります。
だれでも変化が怖い。人間関係の変化が怖いから人間関係依存症になります。離れようとしても離れられません。アルコール依存症と同じです。アルコールを止めようと思っても、止められません。
しかし思い切って乗り越えたときには、「変化は大切だったな」と感じるでしょう。変化をしなければ不眠症は治せないのです。