あなたの夕食の時間は何時ですか?
良い睡眠をとるためには、夕食の時間が重要です。
このページでは、快眠のための夕食の取り方を解説しています。
目次
夕食の時間と睡眠
①15〜19時に夕食を食べる
夕食をとってから就床まで4〜5時間あるような場合は、寝る前にお腹が空くかもしれません。
空腹は睡眠を妨害しますが、かといって就床直前の食事も睡眠を妨害します。
夜食をとる場合には、食べすぎないこと、消化のよいものを選ぶこと、寝る前の約2時間前までにとることが大切です。
②19〜21時に食べる
19時~21時は夕食に適した時刻です。
ただし、肉類など消化に時間がかかるものを食べる場合は、夕食の時刻が遅くならないようにしましょう。
③21〜23時に食べる
いつ寝るかにもよりますが、睡眠に悪影響を及ぼしかねませんので、夕食はあまり遅くならないようにしましょう。
できれば21時前くらいには夕食を済ませられるように努力しましょう。
④23時以降の遅い夕食
良い睡眠にはあまり適していません。遅い夕食は快眠を阻害する原因になります。
残業などで帰宅が遅れそうなときは、職場で軽い食事をとるなど、夕食の時刻を早めるよう工夫しましょう。
良い睡眠のための夕食の種類と時間
生活が夜型化すると夕食の時間も遅くなります。厚生労働省が実施した「国民健康・栄養調査」によれば、成人男性は夕食の時間が遅れる傾向にあり、午後21時以降に夕食をとっている人は20〜40歳代で35%、そのうち6〜7%の人が午後23時以降にとっていました。
このように夕食の時間が遅れると、体内時計も遅れていきますので、夜型の生活と睡眠不足が慢性化してしまうことになります。
また、寝る直前に夕食をとると、胃や腸が活発に活動しますので睡眠が妨害されます。残業で帰宅時刻が遅くなりそうなときは、職場で軽い食事をとるようにするとよいでしょう。
また、夜はエネルギー消費が少ないので、夕食の食事量が多いと、朝食や昼食で同じ量を食べた場合よりも肥満につながりやすくなります。
夕食は食べすぎないようにすることと、消化のよいものを選び、寝る前の2時間ぐらい前に食べておくことが大切です。肉類など消化に時間がかかるものは、寝る3〜4時間前までに食べるようにしましょう。
良い例:ご飯、具だくさんの味噌汁、納豆、鶏ささみと野菜の炒めもの、寒い季節なら、具だくさんの雑炊や鍋料理など
悪い例:唐揚げ、トンカツなど
睡眠不足と肥満
睡眠時間が短いと食欲を高めるグレリンというホルモンがたくさん分泌され、食欲を抑えるレプチンというホルモンの分泌が減ります。
そして睡眠不足になると、体のエネルギー代謝が変化します。食欲が増し、摂取力ロリ一が高くなりますが、逆にエネルギー消費量が低下しますので、太りやすくなります。
睡眠時間が短い人は、1日あたり350〜500キロカロリ一を余分に摂取していると推定されています。
充分な睡眠をとることが食欲を抑え、食習慣の改善にもつながり、ひいては睡眠の改善にもつながるのです。