朝風呂でシャキッと目を覚まそう!朝の入浴の効果と注意点

朝風呂

朝にお風呂には入りますか?それともシャワーを浴びるでしょうか?

朝風呂には頭を目覚めさせる覚醒効果があります。

ただ、朝風呂には注意しないと危険なこともあるので確認しておきましょう。

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朝にどんな入浴の仕方をする?

熱めのお湯でしっかり入浴

あなたは朝にどんな入浴の仕方をしますか?

熱めのお湯?冷水?それとも朝に入浴はしないでしょうか?

朝風呂は熱めのお湯でしっかり入浴している

朝、熱めのシャワーを浴びたり、朝風呂に入ったりすると、気分が爽快になり、朝からシャキッと目が覚めますよね。

しかし、朝からお湯を浴びる際には、いくつか注意すべき点があります。

まずは、入浴する前に脱衣所や浴室をしっかり暖めてください。脱衣所や浴室が冷えたままだと脱衣したとき体が急に冷やされますので、血圧が急激に上がります。特に冬の朝は危険ですので、血圧が高めの人は注意してください。

二つ目は、入浴後だけでなく、入浴する前にもしっかり水分補給をしてください。睡眠中は汗と吐息によってコップ1杯ほどの水分が体内から失われていきます。水分補給をしないまま、朝から入浴して汗をかくと、ますます水分が失われることになりますから、非常に危険です。

そして三つ目ですが、汗をかく程度まで入浴して体を温めますと、体温も上がります。入浴後、しばらくすると、体が冷えてきて体温も下がってきますが、このとき眠気が起こることがあります。車を運転するときなど、居眠りに注意してください。

熱めのお湯でサッと入浴する

朝はサッと入浴するぐらいがちょうど良いと思います。

ただし、血圧が高めの人は、入浴する前に脱衣所や浴室を十分暖めてください。

特に冬の暖房が重要です。脱衣所や浴室が冷えたままだと、脱衣したときや朝風呂から出たあと、急激に血圧が上昇しますので危険です。

また、入浴する前に水分を補給することも忘れずに。

冷たいシャワーや水風呂に入る

冷たいシャワー

冷たい水を浴びると血圧が急激に上がりますので、朝は特に危険です。

温めのお湯を使うようにしたほうがよいでしょう。

朝風呂には入らない

起きたときにシャキッとしない人は、ぬるめのお湯で洗顔するのもよいでしょう。

冷たい水で洗顔すると血圧が上がりますので要注意です。

ただし、起き抜けの眠気対策として洗顔の効果を調べた研究によれば、洗顔は一時的に覚醒度を上げましたが、その効果はあまり持続しませんでした。

睡眠不足で眠気が強いときは、洗顔しても一時的な効果しかないことに留意しましょう。

強い眠気がある場合は熱めのお湯でサッと朝風呂に入る方が効果的です。

洗顔には眠気覚ましの効果が少ない

朝風呂の効果と注意点

朝風呂の効果と注意

中脳から橋(きょう)、延髄にわたる部分は脳の幹にあたり、脳幹(のうかん)と呼ばれています。この脳幹の中心部に網様体(もうようたい)と呼ばれる網目状の神経組織があります。ここが覚醒度を調整している覚醒中枢です。

脳幹は、体と脳の中継場所ですので、全身に刺激を与えると脳幹が刺激され、覚醒度が上がります。

朝にシャワーを浴びたり、お風呂に入ったりすると全身が刺激され、その情報が脳幹を伝わっていきますので、脳幹網様体が刺激され覚醒度が上がるのです。

朝風呂で覚醒度が上がる

それでは、冷たい水や熱いお湯を浴びればさらに効果的かというと、これには少し注意が必要です。

高血圧の人は注意!

朝は血圧が高くなります。さらに、寒さにさらされると末梢血管が急激に収縮するため、血圧が急上昇します。このため、脱衣所や浴室が冷えていると、脱衣したとき急激に血圧が上昇しますので危険です。冷たい水を浴びるのは、さらに危険を伴うことになります。

一方、熱いお湯を浴びると、末梢血管が拡張しますので入浴後は血圧が低下します。

しかし、入浴直前は脱衣前と比べて血圧が上がっていますので、入浴によって血圧が急変動することになり、循環器に負荷がかかります。

このような血圧の急上昇や、急変動を避けるためには、入浴する前に脱衣所や浴室をじゅうぶん暖めておく必要があります。特に冬の朝は寒いので、脱衣所や浴室の暖房は重要です。早朝高血圧の症状をもつ人や、血圧が高めの人は、十分にご注意ください。

朝風呂は脱水症状にも注意!

それから、朝に入浴する場合は入浴前に必ず水分を補給してください。

睡眠中は、汗や吐息によって体内から水分が奪われていきますので、起床直後は、血液の粘性が高まっています。水分を補給しないまま朝風呂に入ると、さらに水分が奪われ血液の粘性がさらに高まりますので非常に危険です。

長く入浴すると後から眠気が…。

お湯を浴びると覚醒度が上がりますが、お湯に長く浸かっていると体温も上がります。体温が上がるとさらに覚醒度が上がりますので、朝風呂に入るとすっきりするのです。

しかし、その後が問題です。浴室から出てしばらくすると体が冷えて元の体温に戻ってきます。このとき、眠気が起こるのです。

体がすっかり温まるほどシャワーを浴びたり朝風呂に入ったりすると午前中に眠くなるので注意しましょう。

朝風呂や朝シャワーを使う場合は、さっと浴びてさっと出ることがポイントです。

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