朝に目覚めた後、音楽を聴いたりしますか?
朝に音楽を聴くことは覚醒の効果があり、目覚ましのためにおすすめです。
ただし、曲のジャンルによっては効果が少ないこともありますので気を付けましょう。
目次
朝にどんな音楽を聴けばよい?
朝にはどんな音楽を聴いていますか?それとも音楽は聴かないでしょうか?
朝には音楽は聴かない
朝、目覚めが悪いという人は、音楽を聴いてみてはいかがでしょうか。静かな曲だとかえって覚醒度が低下する可能性もありますので、自分の好きな曲で目が覚めるような曲を選ぶとよいでしょう。
朝に静かで落ち着く音楽を聴いている
静かで落ち着く曲を聴くとリラックスできます。しかし、リラックスしすぎて眠気が出る場合もありますので、朝は少しアップテンポの音楽を聴くようにしたほうがよいでしょう。
ジャンルを問わず、自分の好きな曲を聴いている
自分の好きな曲を聴くと、気分が爽快になります。朝は覚醒度を上げることが大切ですので、目が覚めるような曲を聴くとよいでしょう。日本語の曲など、歌詞のあるものがさらにお勧めです。歌詞のある曲を聴くと、言語機能を司る脳の言語中枢が刺激され覚醒度が上がるからです。
朝はテンションが上がる楽しい曲を聴いている
楽しくなる音楽はよい選択です。楽しい曲は、音楽による気分誘導効果により気分が爽快になり、覚醒度も上がります。
激しい音楽を聴いている
激しい音楽を聴くと目が覚めますが、好みが合わないとイライラしたり、気分が悪化する場合もありますので、自分の好きな曲を選ぶようにしましょう。
目覚めのための音楽
大学生を対象としたアンケート調査では、過半数を超える55%の学生が朝起きるときに音楽を聴いていたことが報告されています。
眠いときに激しい曲を聴くと覚醒度が高まり、目が覚めます。朝は、音楽によるこのような覚醒調整効果をうまく利用するとよいでしょう。
しかし、音楽の効果は、その曲が好きか嫌いかで大きく変わります。
自分の好きな興奮的な曲で目を覚まそう
朝に起きたときに眠気が強く残っていたり、体がだるかったりする現象を睡眠慣性と呼びますが、音楽が起床時の睡眠慣性に及ぼす影響について検討した研究では、激しい曲であっても、自分がふだん聴いている好きな曲を聴いたときと、あまり好きでない曲を聴いたときでは、その効果には違いがありました。
どちらの曲でも目が覚めたのですが、好きでない曲を聴いたときはイライラして気分が悪化していました。これに対して好きな曲を聴いた場合は、非常に気分がよく、爽快でした。
起きたときに聴く曲は、激しい曲ならなんでもよいというわけではなく、朝には自分の好みに合った興奮的な曲を聴くようにしましょう。
そうすれば、音楽のもつ覚醒調整効果と気分誘導効果をうまく利用することができ、起床時に気持ちよく目覚めることができます。