普段、朝に運動をしていますか?
朝の運動は目を覚ます効果があり、とてもおすすめです。
ただ、朝に運動する場合、血圧が上がりやすくなるのでどのような運動をするのかが重要です。
目次
朝にする運動の種類
あなたは朝にどのような運動をしていますか?
筋肉トレやランニングなどの激しい運動
朝は血圧が高いので、激しい運動をするとさらに血圧が上がり危険です。このような激しい運動をする場合は、夕方の体温が最も高いときに行うほうがよいでしょう。
ストレッチやウォーキング、体操などの軽い運動
朝は、このような軽い有酸素運動が最適です。なるべく屋外に出て日光を浴びながら行うとよいでしょう。外に出る前に水分の補給を忘れずに。
朝に運動はしていない
朝、すっきりと目が覚めない人は、室内でも構わないのでストレツチするなど軽く体を動かしてみるのも一つの方法です。
体を動かすことで覚醒度が上がります。
朝の運動の効果
夜は血圧が低いのですが、午前6〜10時頃は血圧が高くなります。朝、血圧が高くなるのは、二つの作用によります。
睡眠中に副腎皮質から分泌されるコルチゾールは、睡眠の後半に分泌量が増え、起きた直後に分泌量が最大となります。コルチゾールは血管を収縮させて血圧を上げ、体を動きやすくします。
また、目が覚めると交感神経の活動が活発になりますのでノルアドレナリンが分泌されます。ノルアドレナリンは末梢血管を収縮させるとともに心拍数を上昇させますので、血圧が上がります。
朝に血圧が著しく上昇する人もおり、このような症状は早朝高血圧と呼ばれています。血圧が高いこの時間帯は、脳卒中や心筋梗塞の発生率も高いので、特に注意が必要です。
朝は、ストレッチやウォーキング、体操などの軽い運動にとどめておくのがよいでしょう。ランニングのような激しい運動はなるべく控えるとよいでしょう。
朝の運動は日光を浴びながら
朝に軽い運動をするだけでも覚醒度が上がりますが、これらの運動はなるべく屋外の日光が当たる場所で行うとよいでしょう。
朝に日光を浴びることによって覚醒効果がさらに期待できますし、体内時計の調節効果もあるからです。
また、運動を行う前には水分をしっかりとっておくことを忘れずに。睡眠中に汗や吐息で失われた水分を必ず補っておきましょう。