頭痛や神経が昂ぶってイライラしたり、神経衰弱などの精神的な興奮や異常を鎮めるために開発されたウットは、鎮静作用を持たせた一般用医薬品です。
ここではウットの効果、副作用、口コミなどを紹介しています。
ウットの効果
ウットは神経を静めることで催眠作用があることから一時的な不眠症状にも対応していて、鎮静薬というよりは睡眠改善薬として利用されることが多い医薬品となります。
ウットの有効成分は抗ヒスタミン剤のジフェンヒドラミン塩酸塩が使用されていますが、これに加えてブロムワレリル尿素とアリルイソプロピルアセチル尿素が配合されているので、ウットは一般的な睡眠改善薬よりは強い効果を発揮するようです。
ジフェンヒドラミン塩酸塩は風邪薬や抗ヒスタミン剤の副作用で作用する眠気を利用した成分ですが、同時にブロムワレリル尿素とアリルイソプロピルアセチル尿素が作用するのでベンゾジアゼピン系の睡眠薬よりも効果が強めです。
ウットの副作用・注意点
ウットの成分の作用に関しては大脳皮質と上行性網様体賦活系の眠気を調節する神経系を抑制することで強い催眠および鎮静作用を起こすというもので、不眠症による悩みを持つ人には有り難い作用とも言えますが、若干の依存性があるため大量に服用してしてしまうと中毒を引き起こす可能性があります。
病院で処方される医薬品のように強い作用を持つわけではなく、医薬品分類は第二類のため安全性は実証されていますが、他の睡眠改善薬と比べてもかなりの効果が期待できる反面、問題点もあることから服用には十分に注意する必要があります。
ウットを服用することで起こる副作用としては、頭痛や倦怠感、めまい、ふらつき、幻覚などに加え、胃が刺激されることで吐き気や嘔吐が起こるといった報告がされています。
生活に支障の出るほど強いものではありませんが、めまいやふらつきが起こると車の運転でも危険が伴うので、服用中は機械の操作や運転などは控えるようにしましょう。
連続して飲みすぎない
取扱説明書にも書かれていますが、ウットを連続して1週間以上服用することは禁止されています。
依存性があり飲み過ぎると中毒症状を起こす危険性もあるので、1箱飲んでも効果がなかったという場合は専門医で診察を受ける必要があります。
市販薬なので自己診断で服用することもあるかもしれませんが、不眠症の原因には様々な要因が絡んでいることもあり、睡眠改善薬で必ずしも解決するというものではありません。ウットは睡眠改善薬の中でも効果が強いので、この点を注意して飲むことが大切です。
口コミは?
ウットを実際に使用した人の口コミでも、
睡眠薬ほどはないが寝付きが良くなった
翌朝には疲れが残らなくなった
という意見もありますが、
胃が痛くなった
脈拍がおかしくなる
頭痛がする
といった口コミも少なからずあるので個人差も関係するようです。
ウットは鎮静作用によって気持ちが落ち着くといった効果も期待できることから、仕事のストレスを抱えている人には睡眠改善薬としてではなく、ストレスによるイライラなどの気持ちを静めるためにも利用するといった使い方もあるようです。
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