人にはさまざまな睡眠パタ—ンがあります。
周囲の人のなにげない話から、人によって、十分だと感じる睡眠時間がかなり違うのがわかります。
様々な睡眠パターン
「風の音にも目が覚めてしまう」というような人は、7、8時間眠らなければ、「寝足りたな」と感じないといいいます。
反対に、いったんベッドに入ると少々の物音にはぴくりともしない熟睡型の人は、5、6時間眠れば十分だといいます。
赤ん坊は一日の大半を寝て過ごすし、高齢者は朝早く目が覚めてしまいます。
このように、睡眠は年齢や体質、季節、体調によって変化するものです。
また、「朝は早くても苦にならない」という朝型人間もいれば、「夜はいくら遅くても平気だけれど、早く起きるのは苦手」という夜型人間もいます。
どちらが健康的と言い切ることはできないですが、人間は基本的には昼行性の動物です。時間帯にかまわず一日8時間くらい眠ればいいというわけではなく、夜はしっかり寝ることが大切とされています。
自分の睡眠パターンを知ろう
自分の睡眠のタイプや必要な睡眠時間を把握したいという人は、睡眠記録を取ってみるとよいです。
自分の睡眠記録をとる
まず、就寝時間を記録し、翌朝、目覚めた時間を記録する。さらに、実際に寝入っただろう時間もメモする。夜中に目が覚めたり、実際に起き出した場合は、その時間と起きていた時間、トイレにいった、水を飲んだというような様子もメモしておく。さらに、よく眠れなかった時間帯も記録しておく。
こうして、二週間ほど睡眠記録をつけてみると、自分の睡眠パターンと「これだけ眠れば十分だ」と感じられる時胃がだいたいつかめます。
さらに、スポーツで適度の疲労感があった日はよく眠れたが、納期が迫った仕事で頭がいっぱいの日は夜中に目覚めてしまった……というように、その日の行動と眠りの関係もわかってきます。
このように自分のふだんの睡眠スタイルを理解することが大切です。
そこから大きく崩れた時には、眠りを改善するさまざまな方法を試みたり、睡眠環境を変えてみると良いでしょう。