ドリエル、ドリエルEXの効果・効能、副作用を解説します。
それぞれの違い、口コミ等もご紹介しています。
ドリエル、ドリエルEXの効果・効能
ドリエル、ドリエルEXは睡眠改善薬で、寝つきが悪い・眠りが浅いなどといった一時的な不眠症状の緩和に効果があります。
ストレスが多く眠れない方、疲れているが神経が高ぶって眠れない方、不規則な生活により睡眠リズムが狂い眠れない方などに効果的です。また、季節の変わり目になると気候が安定しないことから、体温調節が難しく、不眠症になる人も少なくありません。
ドリエル、ドリエルEXの成分はジフェンヒドラミンという物質です。
ジフェンヒンヒドラミンは、かぜ薬や鼻炎薬などに含まれている抗ヒスタミン剤の一種です。
かぜ薬や鼻炎薬の副作用として表れる眠気に注目して、応用開発されたものです。
脳内の神経伝達物質のヒスタミンという覚醒物質がヒスタミン受容体に結合することで目を覚ましてしまいます。そこでジフェンヒドラミンがヒスタミンの作用を止めることで睡眠鎮静作用を引き起こし、眠りへと導きます。
ドリエル、ドリエルEXは睡眠改善薬
ドリエル、ドリエルEXは睡眠改善薬であり、睡眠薬ではありません。睡眠改善薬と睡眠薬では異なる点があります。
まず、睡眠薬の場合は医師の処方が必要となりますが、睡眠改善薬の場合は薬局・ドラッグストアで購入することができます。
そして、慢性的な不眠症状に使用する睡眠薬とは違い、睡眠改善薬は一時的な不眠症状に使用する薬となります。
一時的な不眠症状とは、精神疾患などの病的な原因はないが不眠であるという症状です。また、一時的な不眠症状ということですが、症状のみられる期間は数日間から1週間を超えない程度のことです。
ドリエルとドリエルEXの違い
ドリエルとドリエルEXの違いは剤形と服用回数です。
ドリエルは「錠剤」で1日2錠飲むことで、ジフェンヒドラミン50mgを摂取します。
ドリエルは1日2錠服用(錠剤)
ドリエルEXは「カプセル」で1日1カプセルの服用でジフェンヒドラミン50mgを摂取することになります。
ドリエルEXは1日1カプセル服用
一回の服用ごとの価格の違いはほとんどありません。錠剤かカプセルか飲みやすいと思う方を選びましょう。
副作用は?
ドリエル、ドリエルEXは有効性の確認のために症状のある方を対象に臨床試験をしています。
結果、医師の評価では睡眠改善効果が82.1%であるとされました。試験対象者による印象でも、79.2%の方が効果を実感しています。
臨床試験では副作用の発現率は4.6%です。
ドリエル、ドリエルEXの副作用の症状としては、眠気、悪心、頭痛、多夢、心高部痛、夢・気分不快、起床時の頭重感が挙げられました。
服用の際の注意点ですが、妊娠中や妊娠の可能性のある方、授乳中に服用することはできません。
また、医師により睡眠薬が処方されている場合は、睡眠障害の治療を妨げてしまう可能性があるので服用しないでください。
ドリエルの口コミ
口コミでは、
「ドリエルを飲んで1時間程度でうとうとしてきた」
「飲んでから少しすると頭がボヤーっとしてきてすぐ眠れた」
「5時間程度の睡眠でもぐっすり眠れた」
「寝つきはいつも通りだったが、スッキリ起きることができた」
といった効果があったという声が多く見られました。
また、口コミでも臨床試験の時と同じく、ほとんどの人が副作用がなかったと言われています。
しかし、少しの副作用が見られた方や、頻繁に服用することで副作用が見られる方もいるということがわかりました。