サラダなどですっかりおなじみのレタスは古来より催眠効果がある野菜として知られていました。
ヨーロッパでは昔から、「レタスは自然の睡眠薬。レタスを食べれば眠くなる」と伝えられてきたのです。
レタスは睡眠を助ける
最近の研究によれば、レタスには神経を鎮静させるラクッシンや、ラクチュコピクリンという成分が含まれていて、おだやかに入眠に導く働きがあることが分かってきました。
実際に目にしたことがある人も多いとますが、レタスを切ったときに白い乳状の液体が出てきます。そこに含まれているのがラクチュコピクリンで、軽い鎮静作用、催眠促進効果があるポリフェノールの一種なのです。
サニーレタスなどにも、ラクッシン、ラクチュコピクリンが含まれています。
しかし、あくまで「軽い」効果ですので、天然の睡眠薬としてレタスを食べるなら、ある程度の量を食べることが必要になります。
日本ではレタスというと、ちぎってドレッシングなどをかけてサラダとして食べる方法が一般的ですが、その分量を曽やしてみても限界があります。思ったほどの量は食べられないでしょう。
眠りたいならレタスは火を通してたっぷり食べよう
そこで、おすすめしたいのが、レタスを軽く煮て温野菜サラダにして食べる方法や、レタスのスープ煮などにして食べることです。
レタスのような葉野菜は煮るとカサを減らせるので、それだけ大量に食べられるのです。味付けも薄めにすれば、より多く食べられますし、何にでも合います。
さらに萵苣(チシャ)やサニーレタスを使い洋風おひたし感覚で作った一皿を夕食に添えてもよいでしょう。
翌日に大きな仕事があり、興奮していながらも、それに備えて寝たいときなどには、ピッタリのレシピでしょう。
レタスのスープ煮の作り方
材料:レタス、ベーコン、コンソメ、塩コショウ
- レタスを一口大にちぎる。ベ—コンは1.5cm幅に切る。
- 水を入れた鍋に火をかけ、沸騰してきたらコンソメ・ベーコンを加える。
- コンソメが溶けたらレタスを加え、塩コショウで味を調えて完成。