快適な寝室の空気環境とはどのようなものでしょう。
良い睡眠を得るための寝室づくりには、新鮮な空気の入れ替えが欠かせないものです。
目次
寝室の空気の入れ替え
寝室の空気の整え方は、以下のどのような方法でしていますか?
窓を開けて空気を入れ替える
窓を開けて空気を入れ替えるのは理想的です。
冬には、夜間に帰宅してから空気の入れ換えをすると、寝室の温度が下がってしまいます。そのような場合には空気清浄機を活用するのもよいでしょう。
空気清浄機で整えている
空気清浄機も良いです。
空気の入れ換えは寝室の空気を清潔に保つうえでも重要ですが、夏には寝室にこもった熱を逃がし寝室の温湿度を快適に保つうえでも有効です。
夏には窓を開けて空気の入れ換えをするのもよいでしょう。
ほとんど空気を入れ替えない
空気環境を整える工夫をしましょう。
最近では、大気汚染などで窓を開けて換気することに抵抗のある人もいるようです。
また、夜間は安全性の問題もあります。
寝室の開口が難しい場合には、空気清浄機の使用がお勧めです。空気清浄機の音や光が気になる人は、寝るまでの間に使用するのもよいでしょう。
空気の入れ替えと睡眠
空気環境とは、温度や湿度、気流だけではなく、粉塵、ウイルス、有害ガス、においが含まれます。
最近の住居は機密性が高められて温度の調整にはよいのですが、寝室は換気が不十分になりがちです。
不十分な換気でアレルギーの原因に
換気が十分でなく湿度が高くなると細菌、カビ、ダニが繁殖してしまいます。
畳やじゅうたん、ぬいぐるみ、寝具にはダニやほこりなどのアレルゲン(アレルギー症状を引き起こす原因物質)が多く含まれています。
日本人の約半数が何らかのアレルギー疾患に罹患しているといわれています。花粉症はその代表格でしょう。
くしゃみ、鼻水、鼻詰まりなどのアレルギー性鼻炎の症状や喘息は夜間や早朝に集中します。これらの症状は、睡眠の質を低下させるだけでなく、眠気や疲れ、学業成績や作業効率の低下なども引き起こしてしまいます。
ダニやほこりを除去するために寝具の洗濯やお手入れを行うとともに、寝室の換気や掃除をしましょう。
寝室の家具の配置にも気を付けて
ベッドを窓際や壁際ぎりぎりに配置すると、暑さや寒さなど外気の影響を受けやすいだけでなく、結露などで湿度による力ビなどが発生しやすくなる心配もあるとともに、掃除もしにくくなります。
ベッドの周りは掃除、寝具のメンテナンスをしやすくするためにスペースにゆとりを持たせておくことが大切です。
メンテナンスしやすくほこりの発生しにくい寝具を選ぶのもよいでしょう。寝室環境というと、光や温度、寝具がまず思い浮かぶ人も多いでしょうが、快適な寝室づくりのために空気環境を整えることも非常に大切です。