あなたの睡眠時間は平均で何時間くらいでしょうか。
平均睡眠時間が6時間以下だとショートスリーパー、9時間以上だとロングスリーパーと言われています。
目次
ショートスリーパー、ロングスリーパーとは?
6時間以下の睡眠のショートスリーパー、9時間以上の睡眠のロングスリーパー、その中間の7時間から8時間は最も健康的な睡眠時間です。
いずれにしろ睡眠時間は先天的な体質によるもので、そう簡単には矯正できないみたいですね。
仕事が自営業で起きる時間を自分で決める私は、平均すると9時間から10時間は寝ています。長いときで15時間ほど寝てしまうこともあります。典型的なロングスリーパーと言えるでしょう。
さすがに12時間以上寝てしまうと、寝起きは怠(だる)く、頭が痛くなることもあります。怠くなることはわかっていながらも、二度寝、三度寝を繰り返し、つい、だらだらと惰眠を貪(むさぼ)ってしまいます。
以前、会社員で規則正しい生活を強制されていたころは、無理やりでも早めに就寝し、頑張って起きていました。けれど今は、一人暮らし、さらに仕事も一人で自営業をしているとなると、誰にも文句を言われないため、寝たいだけ寝てしまうような状態になっています。
会社を辞めて、自営業の仕事を開始した頃は、いくらでも寝られることにありがたみを感じていました。しかし、それが当たり前になると、短い睡眠で済ませられるショートスリーパーに羨ましさを覚えてきました。
ショートスリーパー、ロングスリーパーの有名人
ショートスリーパーとロングスリーパーそれぞれの有名人を紹介します。
ショートスリーパーの有名人
ショートスリーパーで有名なのは明石家さんまですね。
芸人仲間などに「いつ寝ているのかわからない」と言われていたのを何度か聞いたことがあります。1日に3時間しか寝ないそうです。他にはエジソンやナポレオンなんかもショートスリーパーだったと言われています。
ロングスリーパーの有名人
一方、ロングスリーパーはアインシュタインが有名です。1日10時間は寝ていたそうです。
研究に没頭しながら、そのまま机で寝てたりすることがあるほど、寝るのが好きだったみたいですね。ただ、目覚めた次の瞬間には、研究作業を開始出来たようなので、その集中力の高さは見習いたいところです。
ゲゲゲの鬼太郎で有名な故水木しげる先生もロングスリーパーでした。水木さんも平均10時間の睡眠時間だったようですが、自身のマンガの中で、睡眠時間の短い手塚治虫に向かって、
睡眠をバカにしちゃあいけませんヨ。眠っている時間分だけ長生きするんです。幸せなんかも「睡眠力」から湧いてくる。「睡眠力」こそが全ての源です!
水木しげる「睡眠のチカラ」より
と力説する場面があります。
結果的に、仕事を詰め込み過ぎて寝る時間が取れず、早逝してしまった手塚治虫に対して、水木しげるは93歳まで生きたのですから、これにはなかなか説得力がありますよね。ロングスリーパーの私としては、このエピソードを拠り所にしているところもあります。
生き物は睡眠時に身体のメンテナンスが行われていて、寝ている間に免疫力を高めたり、がん細胞をやっつけたりする機能があります。やはり短い睡眠だと、何かと支障が出てもおかしくないですね。
ショートスリーパー、ロングスリーパーどっちが有利か
個人的な見解なのですが、ショートスリーパーは若い時に老後の時間を削って、活動時間を増やしている。ロングスリーパーは老後に余力を残している。そんな印象です。
ショートスリーパーは使える時間が多い
5時間寝れば良い人と、10時間寝ないといけない人では、1日で5時間の差、1か月で150時間、1年で1,825時間の差が生まれます。
単純計算で、ショートスリーパーはロングスリーパーよりも、1年でなんと76日も多く活動できるということになります。
ちなみにショートスリーパーは外交的、ロングスリーパーは内向的という傾向があります。
起きている時間が多いと、人と関わる機会も多くなるし、時間が有り余るので寂しくなりやすい。睡眠時間を多く欲する人は、人と会う時間があるなら、寝る時間を優先する。そうすると一人の時間が長くなるし、それに伴って孤独に強くなっていく。自然な流れですね。
睡眠時間が短い人はアッパー(いつもハイテンション)、長い人はダウナー(概ねテンションが低い)となる傾向が強いと思います。
個人的には、隣の芝は青く見えるのか、睡眠が短くて済む人が羨ましいというのが本音です。老後の時間が長くなるより、若くて体が動くうちに、多くの時間が使えるというのは、かなり有利ではないでしょうか。
睡眠時間が長い人は、短い時間をいかに効率良く使うかを考え、時間のマネジメントに力を注ぐことで、その差を埋めるしかないと思います。